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トリガーチューン [精密射撃]

銃を購入後、調整とカスタムを繰り返してきましたので、だいぶAPS-3の構造に慣れてきました。

第22回PPSの少し前にシアーBとシアーAを蔵前工房舎のSUSシアーセットに交換しました。 当初はPDIのシアーAだけ交換しようと思って準備していたのですが、 ストライカーもSUSに変えることにした為、相性の良さそうな同社製のシアーセットに切り替えることにしました。 トリガー感覚はオリジナルのダイカスト製と比べるとかなり良くなっている気がしました。 実際に試合に使ってみますと、ファーストステージ※1は変化を感じないのですが、セカンドステージ※2でどうしても重く感じます。 確かにシアーが落ちるタイミングはかなり掴みやすくなりましたが、最後の最後でシアーが外れる瞬間に力が入ってるのが解ります。 自分のグリッピングとトリガーコントロールが下手な証拠なのでしょうけれど、本番でコレではどうしようもありません。 折角のSUSシアーが泣いてしまいます。 

※1 ファーストステージ 「引き金を引いて実際のシアーが動作する前までの遊び区間」
※2 セカンドステージ 「実際にシアーが動いてハンマー(ストライカー)が動作するまでの区間」

射撃フォームの練習は続けて行っていますが、足りない筋力分をトリガーを軽くすることで補うことにしました。 APS-3のシアーはA・B・Cの3個で構成されています。 シアーAはストライカーを切る役割。 シアーBはトリガーの力をシアーAに伝える役割。 ではシアーCは?。 構造だけ見てもCの役割がよく解りません。 色々調べていましたら池上さんのブログでシアー構造の記事を書かれているのを見つけました。

池上ヒロシ著: あきゅらぼ 「APS-3・トリガーのカスタム(1)~基礎編~

100508_aps3-02.jpg

なるほど。 どうやらスアーCはトリガーのファーストとセカンドの間隔を指に伝える役割があるようです。 つまり、トリガーセカンドステージの重さはシアーCスプリングの力がほとんどと考えて良いようです。 ではシアーCスプリング(写真中央のスプリング)を外してしまえば、セカンドステージの最後の重さを感じなくなるのではないか。 実際に外してみました。 確かに軽くなりました。 欠点としてはファーストステージが無くなり、いきなりシアーが落ちます。 遊びがまったく無くなりました。 ちょっとしたトリガーミスで弾が発射されてしまいます。 諸刃の剣ですが、今の私が求めていた物はまさにコレです。 

100508_aps3-01.jpg

次に、もっと動作を軽くするにはどうするか。 単純に考えるなら、シアーやトリガーを動かしているスプリングその物を軽くする方法があります。 実践することにしました。 上の写真に写っている黒い方が標準のスプリングです。 シアーBスプリング(向かって左側)を、線径0.25mm外径4mmのステンレススプリングに交換しました。 次にトリガースプリング(向かって右側)を、線径0.2mm外径2.3mmのステンレススプリングに交換しました。 シアーBスプリングの効果はさほど解りませんが、トリガーは劇的に軽くなりました。 シアーCスプリングを外している為、触れたら発射される感じです。 APSカップはトリガープル検査が無いようですので、この仕様で練習していきます。

トリガーが軽くなることのメリットは、引き金に余分な力を加えなくてもよくなる為、グリップやトリガーコントロールによるミスが減ります。 逆にデメリットは、引き金に指が掛かれば弾が出てしまうので、フォームが安定していないと弾が明後日の方向に飛んで行ってしまいます。 また、プレート競技の様に速射性が求められる競技の場合、ミスファイアの危険性もあります。

あまりにもミスが連発するようなら、Cスプリングを復活させるかもしれませんが、今のところ大丈夫そうですのでトリガープル優先で行ってみます。


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